App Storeの「今週のiPad App」に特集されている「Paper」というアプリが話題をさらっています。
さまざまなブログで記事にされたりとネット上で大いに話題になっているので、ご存知の方も多いと思います。一度利用してみるとわかるのですが、「Paper」のユーザーインターフェイスは今までのアプリとは一線を画す素晴らしい出来映えで驚きます。さらにこの「Paper」というアプリ、マイクロソフトとの因縁という過去の歴史もあり、個人的にも非常に注目しています。
1.Paperのプロモーション動画が素敵
この「Paper」というアプリは簡単に言うとメモアプリなのですが、その洗練されたユーザーインターフェイスに注目が集まっており、勢い余って僕もダウンロードしてしまいました。
(ダウンロードは無料です。ペンなどの筆記用具を追加購入する場合、アプリ内課金されます。)
どんなアプリなのかを知るには、文章で説明するよりプロモーション動画を見るのが分かりやすいです。
わずか2分足らずの映像ですが、Paperでいったい何ができるのかが良くわかる作品です。それとなく利用シーンを提案していくつくりなのが良いですね。
2.Paperの歴史が感慨深い
歴史といっても、そんなに深く知っているわけではないんですが...
このアプリは、マイクロソフトの「Courier」プロジェクトのメンバーが作り上げたことで有名です。「待て待て、なんだCourierって?」という方も多いと思うので、かんたんにまとめてみました。
Courierとは、マイクロソフトが掲げたタブレットPCの思想である
約2年半前、彗星のごとくひとつのリーク情報が出ました。GIZMODOさんがすっぱ抜いた情報は「マイクロソフトの新タブレット、Courier」についてでした。
当時はiPad発表の直前であり、世界がiPadを待ちわびていました。(正確には、AppleがタブレットPCを出すのでは?という噂が流れまくっている時期でした。懐かしい...)
マイクロソフトの「Courier」のユーザーインターフェイスは圧倒的に洗練されており、とても衝撃を受けたのをよく覚えています。以下がその動画になります。
いま見ても、「Courier」のコンセプトって、やっぱり素晴らしいのコンセプトは素晴らしいですね。これがiPad発表より前に本当に発売されていたら...いまのタブレット市場は違った形になっていたかもしれません。
・詳細初リーク! マイクロソフトの極秘タブレット「Courier」(動画あり)|GIZMODO
マイクロソフトの社内事情から「Courier」の開発は頓挫してしまったとのことですが、その洗練されたユーザーインターフェイスは間違いなくこのPaperのアプリに引き継がれています。
3.タブレット市場はiPadが中心なのは間違いない
マイクロソフトの社内プロジェクトメンバーがつくったアプリがiPadで発表されたことは、タブレット市場は現在iPadを中心に動いていると見て間違いないでしょう。(今さらですが...)喧嘩別れだったのかはわかりませんが、Paperは本来であれば来るWindws8のタブレットに搭載されてもおかしくないと思います。
いずれはAndroidやWindowsでもアプリが発表されるかもしれませんが、今はiPadの優れた利用感とPaperの圧倒的な使い心地のよさがベストマッチなのは間違いありません。
ダウンロードして損はないアプリ
無料ですし。ダウンロードして損した気分にはならないでしょう。
ただ、Paperはひとたび触れると他のペンでも描きたくなってしまう不思議な魅力を秘めています。追加課金もペン1本あたり170円と安いので、僕はさくっと2本購入してしまいましたが...
今後もアップデートを続けていくそうなので、これからの展開が楽しみなアプリです。
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